FXの失敗談まとめ10選!(スキル・テクニカル編)

FXにはよくある典型的な失敗談というのがあります。儲かってる人の影響でFXトレードを始めてみたが資金管理がうまくいかなかったり、結果的に失敗した経験などきっと身に覚えのあるFXトレーダーも多いことでしょう。

経験やスキル不足からくるテクニカル面での失敗なら逆転できる余地はまだあります。メンタル編は別ページでもまとめています。

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失敗すること自体はFX初心者なら当然です。
本当に重要なのは、失敗から学び、それを成功へと改善してトータル収支で勝利することです。

色々なFXトレーダーたちの失敗談とともに具体的な対策も解説しますので、ぜひマスターして下さい。

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目次

FX初心者の失敗談①…FXトレードにおける資金管理が全くできずに失敗する

FX初心者は、資金管理ができずに失敗します。資金管理とは何か。それは、今持っている資金がいくらあって、今の取引でいくら損失が出る可能性があって、もし損失が出た場合にはどのくらいの資金になるかを事前に計算することです。

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FXトレードは、トレードする前に立てる資金戦略によって勝ち負けが決まると言っても過言ではありません。
FXで失敗しないためには、そのぐらいの意識を持っておいて下さい。

間違えても『このトレードで勝ったらこんなに利益が出る』と考えないようにして下さい。この考え方を持っていると、FXでは必ず失敗します。

勝つためには逆の発想をしなければなりません。『このトレードで負けたらこんなに損失が出る』と考えるのです。

そうすれば、自然と、取引ロットは小さくなります。勝った時のことではなく、常に負けた時のことを想定しておく必要があるのです。

FX初心者にとって資金管理がいかに重要かを具体例で

例えば、勝っても負けても総資金量の10%が動くような取引したとします。

総資金が10万円だとすると、もし負けた場合は1回の取引で1万円の損失が出ることになります。

仮にこのまま4連敗すれば、総資金は40%減ります。

つまり10万円は6万円にまで減ってしまいます。

FXトレードにおいて4連敗ぐらいは日常茶飯事で起こり得ます。4万円を取り戻そうとすると、相当な期間と労力が必要となります。

焦ったFX初心者は、これを一発で取り戻そうとギャンブルトレードをし、結果として残った6万円も一撃で吹っ飛ぶというわけです。これがFX初心者にありがちな典型的な失敗例です。

また、1回の取引でどのくらい負けても心が動かないか、という観点も重要です。

これには個人差もあります。1万円ぐらいまでなら小遣いの範疇なので許容できる人もいれば、3千円負けただけでも大きなショックを受ける人もいます。

つまり、負けても心が動かないレベル、極論を言えば自分が捨ててもいいと思える金額での損切り設定をしておくことも重要なのです。

FX初心者向けの資金管理対策としておススメなのは、損切りを総資金の3%の金額で抑えるようなロットでの取引をすることです。先ほどの10万円であれば3千円です。ここまではあらかじめ損失を想定しておくということです。

1回の取引での損失が総資金の3%であれば、FXで失敗、つまり退場することはほぼありません。

FX相場に残り続けることがFXで失敗しないために最重要であるため、利益額ではなく損失額にフォーカスしてFXトレードするようにして下さい。

FX初心者の失敗談…FXトレード中の『ダマシ』に騙されて失敗する

FX初心者は必ずと言っていいほど『ダマシ』に騙されて失敗します。

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ダマシとは、大口投資家やベテラントレーダーが仕掛ける罠で、レートを瞬間的に乱高下させ、FX初心者を動揺させ、FX初心者が飛びついた瞬間に逆方向へレートを引っ張り込むというものです。

具体的には、上昇トレンドだった時に、急に20pipsほどレートが下がったとします。

するとFX初心者は『下降トレンドに入った』と勝手に判断し、せっかく買いエントリーしていたのを決済してしまい、逆に売りエントリーで入り直します。その瞬間を狙って大口投資家やベテラントレーダーは、大量の買い注文を入れてレートを一気に元通りの地点にまで引き上げます。

FX初心者は、あっという間に膨らんだ含み損に焦り、ナンピンをし始めます。もうこの時点で大失敗です。

そして逆転の期待もむなしく、レートはどんどん上昇していき、最後は資金が底を突いて退場することになります。これもまた、FX初心者にありがちな典型的な失敗例です。

なぜ騙されるか。それは小さな時間足チャートでしか判断していないためです。FX初心者は、目先のちょっとしたレートの動きだけでも過敏に反応します。

例えば、5分足チャートや1分足チャートのような小さなチャートだけで見ていると、10pips動いただけでも相当、相場が動いたと勘違いしていまうのです。しかし大きな時間足で冷静に見れば、それはトレンド転換するような大した動きではないのです。

FX初心者がダマシに遭わないようにするには、小さな時間足チャートだけでなく、1時間足チャートもしくは4時間足チャートの大きな時間足チャートも必ず見てください。

それらを見ることで、動揺を抑えることができます。

また、仮に多少の乱高下があったとしても、すでにエントリーしている状態であれば、新たなエントリーはせず初志貫徹して下さい。

下手にエントリーし直すことは失敗トレードにつながるのです。得てして、最初のエントリーの方が正しいというケースの方が圧倒的に多いのです。

FX初心者の失敗談…ロウソク足の確定を待たずに勝手に判断をして失敗する

FX初心者は『待つ』ことができずに失敗することも多々あります。

特に多いのが、ロウソク足が確定し切る前に、勝手に判断してエントリーしてしまうことです。

例えば、5分足チャートで平均移動線よりレートが上にあれば買いエントリーで入るというルールを持っていたとします。

そして5分足チャートのロウソク足が平均移動線より少し上でピコピコ動いているとします。

5分足チャートのロウソク足は、5分区切りで確定されます。

しかし、FX初心者はそれが確定されるのを待ち切れず、確定される直前に『レートが平均移動線より上にあるから買いエントリーだ』『早くエントリーしておかないと利益が減ってしまう』と勝手に判断して買いエントリーしてしまって失敗するのです。

結果として、4分50秒辺りの所から急に下げ始め、5分足チャートロウソク足が確定した段階では平均移動線を下回り、そこから急にレートが下がり始めるということも往々にしてあります。

これも一種のダマシです。騙されないためには、我慢してロウソク足が確定するまでは手を出さないようにして下さい。

度々触れていますが、FX初心者はベテラントレーダーから見たらカモです。

目の前に餌をちらつかせ、FX初心者がそこに食いつく所を常に狙っていることを忘れないで下さい。

FX初心者の失敗談…多くの時間足チャートを見過ぎて失敗する

FX初心者は、時間足チャートをたくさん見れば勝てるような錯覚を覚え、結果として失敗します。

たしかに、1つの時間足だけで判断することは前述したようなダマシにも遭いやすく失敗する確率が高くなります。

かと言って、5つも6つもチャートを見れば勝てるかというと、そんなこともありません。むしろ失敗します。

時間足は、エントリー用として5分足チャート、そして現在の相場がトレンドなのかレンジなのかの環境認識として1時間足チャートと4時間足チャート。この3つの時間足チャートさえあれば十分です。

15分足チャートや30分足チャート等は不要です。これ以上あれば逆に混乱してエントリーに迷いが生じて失敗します。

例えば、1時間足チャートと4時間足チャートで買いエントリーと判断していても、30分足チャートでは下降トレンド、という状況があったとします。

こうなると、30分足チャートが気になり、買いで入っていいのか売りで入っていいのか分からなくなってしまいます。対策としては、ルールとしてあらかじめ見る時間足を決め打ちしてしまうことです。

具体的には、相場の環境認識では1時間足をメインとし、4時間足をサブとして見る程度で十分なのです。あれこれ見ると失敗します。

FXトレードで失敗しないためには、チャートの時間足はできるだけ最小限にとどめ、エントリーに迷いを生じさせないことが重要なのです。

FX初心者の失敗談…多くのFXインジケーターを使い過ぎて失敗する

これも4と同様です。FX初心者は勝ちたい一心で、数多くのインジケーターを使って失敗します。

インジケーターをたくさん使えば使うほど精度が上がり、勝てるようになるだろうと錯覚しているだけです。

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結論から言いますと、インジケーターを多く使う必要は全くありません。1つか2つあれば十分です。
逆にそれ以上あれば、エントリーの際に迷いが生じ、結果として失敗します。

例えば、平均移動線より上にレートがあるので買いエントリーを検討していた時に、RSIをみると値が70を超えていて買い過ぎの状態で売りエントリーを示唆していたとします。一体どちらを信じてエントリーすればいいのか、分からなくなるわけです。

そこにボリンジャーバンドが拡張し始めているようないないような状態まで見てしまったとします。

ますます迷いが生じます。上昇トレンドが始まっているのか、上昇トレンドが始まろうとしているのか、もしくはRSIを信じて逆張りで売りエントリーした方がいいのか、もう訳が分からなくなるわけです。FX初心者であれば、ここで正常な判断はまずできません。

インジケーターは1つか2つ見れば十分です。自分の中で最もしっくりくるインジケーターだけを使って下さい。

そして、そのインジケーターに基づいたルールだけを徹底的に貫いて下さい。FXで失敗しないためには、多くのインジケーターを使い過ぎてはいけないのです。

FX初心者の失敗談…トレンド方向にエントリーしても負けることもあることを受け入れられず失敗する

FX初心者にとって、トレンド方向に順張りでエントリーすることは王道です。

トレンドに従ってエントリーすることは最も勝ちやすい手法です。

しかし、FX初心者の失敗として多いのが『トレンド方向にエントリーしてるのに負ける』と感じて、トレンド方向へのエントリーをやめてしまうことです。トレンド方向へのエントリーを中止することは大きな失敗です。

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なぜこのようなことが起こるのか。
それは、いくらトレンドが出ているからと言っても、FX相場は必ずレートが上下に動くからです。
それは、必ず利益確定が入るからです。

例えば、上昇トレンドが続いている局面でも、一時的には10~20pips程度はレートが下がることはよくあります。

これは、買いエントリーしていた人々が利益確定の売り決済を入れているためです。いくら上昇トレンドと言えど、レートがずっと上がり続けることはありません。

こうやって合間に利益確定がされつつ徐々に上昇を続けるのです。

この一時的な利益確定によるレートの下降に、FX初心者は心を揺さぶられます。『もう上昇トレンドが終わってしまったのではないか』『このまま買いエントリーを続けていれば、すごい損失になるのではないか』という不安や恐怖が襲ってくるのです。

FX初心者が失敗しないために大事なことは、大きな時間足チャートを使って上昇トレンドと判断したのであれば、常に買いエントリーを続けることだけを考えるということです。

一時的・瞬間的な下げが入ったとしても、買いエントリー判断の条件が変わっていない限りは、徹底的に買い一本で勝負をするのです。

逆に下降トレンドの場合は、一時的に上昇したとしても、徹底的に売り一本で勝負をするのです。トレンド方向にだけエントリーをすることがFXで失敗しないための重要ポイントになります。

FX初心者の失敗談…レートが下がり始めた時に慌てて売りエントリーで入って失敗する

FX初心者の失敗例としては、レートが下がり始めた時に慌てて売りエントリーで入って失敗することも挙げられます。

FXチャートをよく見て頂いたら気付くはずですが、FXはレートが上昇するときは比較的緩やかにジワジワと上がります。そして下がる時には一気に下がる傾向があります。もちろん全てではないですが、全体の傾向としてです。

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これは、『下がる』『落ちる』ことに対しての人間の恐怖心、心理状態からくるとも言われています。
落ち始めると一気に下がることへの恐怖心から、利益確定や損切りが集中的に発生しやすいのです。

FX初心者はここに飛び付いて失敗します。レートが一気に下がったときにFX初心者はそこに飛び付いて売りエントリーで入ります。

しかし、FX初心者が売りエントリーしたころには、もう下落は止まっており、ベテラントレーダーたちはすでに買いエントリーを始めているのです。

FX初心者が売りで入った所からレートはどんどん上昇に転じ、結局は大きな損失を被って失敗するのです。

FXトレードは、買いか売りかの二択しかありません。

そして結論から言えば、FX初心者にとっては売りエントリーは買いエントリーより難易度が高くなります。

ジリジリ上昇して一気に下げる、そしてまたジリジリ上昇するという流れになりやすいFX相場において、瞬間的に大きく下げるポイントを予測して売りエントリーで入るのはFX初心者にとって容易なことではありません。

FX初心者が失敗しないためには、まず買いエントリーで着実かつ堅実に利益を得る経験をする所からスタートすることをおススメします。

FX初心者の失敗談…売りエントリーのスリルばかり狙って失敗する

FX初心者は、たまたま売りエントリーで大勝ちしてしまった場合、そのスリルを忘れらずに売りでエントリーすることばかり考えてしまい失敗することがあります。

売りエントリーは長期戦になりやすい買いエントリーに比べると短期決戦になることも多く、ごく短時間で一気に大勝することもあり得ます。しかし、スリルや快感で取引していては必ず失敗します。

FX初心者が売りエントリーで味をしめてしまうと、大きな時間足チャートで上昇トレンドと判断しているにも関わらず、『もうそろそろ一気に下げてくるだろう』と勝手に判断し、売りエントリーでナンピンを連発するようになります。

結果として下げるどころかさらにグングン上昇を続け、最後はナンピンする軍資金すら底を尽き、退場することになるのです。そして皮肉なことに、得てして軍資金がゼロになって退場した地点からレートが下がり始めるのです。

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このような失敗をしないためにも、スリルでFXトレードをすることなく、論理的かつ冷静にルール通りのFXトレードを心掛けてください。

FX初心者の失敗談…常にポジションを保有して失敗する

FX初心者は、いわゆる『ポジポジ病』と呼ばれる失敗をしやすい傾向にあります。ポジポジ病とは、常にポジションを保有していないと不安・不満である状態を言います。

結論から言いますと、常にポジションを保有していると必ず失敗します。

エントリーは狙いを定めて条件が自分のルールに合致した時だけに絞らなければなりません。

エントリーを絞れば、常にポジションを保有することはあり得ないのです。いつもポジションを持っているのは、ルール通りにエントリーできていない証拠です。

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FX初心者がFXで失敗しないためには、エントリーを厳選してルール通りに取引することです。

このポジポジ病という失敗をしないためには、トレード日記をつけるかFXブログを作ることをおススメします。

日記をつければ自分の取引を振り返ることができます。なぜこの時ポジションを保有したのか、いかにルール通りにエントリーできてなかったかを客観視できるのです。また、ブログを作ると、それは少なからず誰かの目にさらされることになります。

誰かに見られているという意識があれば、自分を律することができます。これは想像以上の効果があります。

ブログを書くことで、不要なポジション保有という失敗をなくすことが可能になります。ぜひ実践してみて下さい。

FX初心者の失敗談…期待値と勝率を検証せずに失敗する

FX初心者は感覚でFXトレードをして失敗します。FXは投資であり、理論武装して臨まなければなりません。

しかし理論武装と言ってもそんなに大袈裟なことではありません。やるべきことは、期待値と勝率を検証することだけです。

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自身のこれまでのFXトレードが何勝何敗で、平均利益額がいくらで平均損失額がいくらかをエクセル表等を用いて記録しておき、それを振り返ると良いです。

FX相場は土日は休みですし、FX初心者の多くは会社員だと思いますので土日は休みの人も多いはずです。

この土日を使って、1週間のトレードの検証をするのです。

1週間、もしくは1ヶ月という単位でプラスになっているかどうか、期待値が1以上をキープできているかどうかをチェックするのです。

期待値が1以下であれば、ルール自体に何らかの欠陥があるか、もしくはしっかりルール通りのエントリーができていない可能性もあります。

その検証の際に役に立つのが、先ほども紹介したブログ作成です。自分のブログにトレードの振り返りを綴るのです。ポジポジ病という失敗をなくすだけでなく、検証用としても、自分を律するためにも、ブログは非常に有効です。

FXで失敗しないため、ひいてはFXでトータルで勝ち続けるためにブログを書くと前向きに考えて下さい。

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