FXでダイバージェンスを活用する方法!有用なテクニカル指標も

FXにダイバージェンス(Divergence)を活用した手法はある?

ダイバージェンスを活用してFXの勝率を上げたい!

株式市場をはじめ、さまざまな市場で広く使われている「ダイバージェンス」という用語。ダイバージェンス(Divergence)はインジケーターの逆行を意味する現象のこと。FXはもちろん、株式市場の分野でも「テクニカル分析」において重要な役割を果たしていますから、FX取引でトレンド転換を狙うならぜひ知っておきたい現象です。

この記事では、FXにおけるダイバージェンスの基本から種類、FX取引でのおすすめのインジケーターを詳しく解説します。

海外FXを始めるならこちら!

目次

FXにおけるダイバージェンス(Divergence)の意味

FX取引の場合、「ダイバージェンス」は価格とインジケーターが逆の方向に動く現象を指します。

初心者さん
初心者さん

FXでは「相場と違う動き」という意味でダイバージェンスが使われるのかしら?

モルダー
モルダー

その通り!この現象は、FX市場のトレンドが変わる可能性を示す重要な指標となりますよ。

FX取引に限らず、金融市場の状況で使用される場合には、価格と指標の間に生じる逸脱を指し「ダイバージェンス」と呼びます。FXを含む金融市場において、ダイバージェンスは市場の強弱や変動の可能性を示す指標のひとつです。

FX取引ではテクニカル分析のひとつ

FXにおけるダイバージェンスは、主に相対力指数(RSI)や移動平均収束拡散(MACD)などのテクニカル指標を使用して検出されます。これらの指標は、価格の変動と指標の動きを比較し、逸脱のパターンを見つけ出すのに有用です。

初心者さん
初心者さん

ダイバージェンスを観測したら、FXでは市場トレンドが変化する可能性が高いのですよね?でも、具体的にどんなトレンド変換が起こるのかしら?

FX取引におけるダイバージェンス(Divergence)は、ベアリッシュ(下降トレンド)ブルリッシュ(上昇トレンド)のふたつのタイプに分類されます。

ダイバージェンス:ベアリッシュ(下降トレンド)とは

ベアリッシュとは、価格が上昇しているのに、指標は下降する状況を指します。価格は高値を更新しているものの、指標やオシレーターが低下し、上昇の勢いが弱まるのが特徴です。つまり、価格の動きと指標の動きが一致せず、市場の勢いが減退している状況というわけです。

これは、市場参加者たちが利益確定のために売り注文を出し、市場の上昇の勢いが失われる状況を意味しています。ベアリッシュを見つけるためには、価格チャートとテクニカル指標を同時に観察する必要があります。価格が上昇し続けるトレンドラインと、指標が下降するトレンドラインの形成を確認しましょう。このトレンドラインの交差点がダイバージェンスのサインです。

初心者さん
初心者さん

将来的なトレンド下落……ということかしら?

モルダー
モルダー

その通りです。トレンドの下落はもちろん、急落の可能性も示唆していますよ。

ベアリッシュ・ダイバージェンスを観測すると

市場の売り圧力が高まり、買い手が減少している状況だと捉えられる

具体的には、価格の上昇と指標(例:MACD、RSIなど)の下落が同時に起こる場合、ダイバージェンスが起きていると言えます。この場合、市場の強みが減少していることを示し、下降トレンドの可能性が高まります。

ただし、FXでベアリッシュ・ダイバージェンスを見つけたからといって、必ずトレンド転換が起こるわけではありません。特に単独のダイバージェンスだけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。

ダイバージェンス:ブルリッシュ(上昇トレンド)とは

ベアリッシュと反対に、ダイバージェンス・ブルリッシュとは、相場が上昇トレンドにある状態を指します。つまり、価格が継続的に上昇する傾向の示唆となります。

モルダー
モルダー

市場参加者の売り圧力が強まっているにもかかわらず、テクニカル指標が買い圧力を示している……、強気のダイバージェンスとなっている状況ですね。

強気のダイバージェンスの典型的な例としては、価格の下降トレンドが下げ幅を縮め、同時にテクニカル指標が上昇トレンドを示す場合が挙げられます。また、ダイバージェンス・ブルリッシュは、テクニカル指標の種類によっても異なる形で現れます。

ダイバージェンス・ブルリッシュが起こると

市場の買い圧力が高まり、売り手が減少している状況だと捉えられる

価格の下落と指標の上昇が同時に起こる場合、ダイバージェンスが起きていると捉えられます。ブルリッシュは市場の強みが増加していると捉えられますから、FXトレーダーは上昇トレンドの可能性に期待して買いのポジションを検討する機会になります。

モルダー
モルダー

ダイバージェンス・ベアリッシュと同様に、ブルリッシュを確認した場合にも、他の指標や分析と組み合わせて判断すると良いでしょう。

海外FXを始めるならこちら!

FXにおいてダイバージェンス(Divergence)は有用?

ダイバージェンスは有用なツールとして多くのFXトレーダーに活用されています。トレードのタイミングやエントリーポイントの決定時にも、ダイバージェンスが役立ちます。ただし、FXで活用するためには、テクニカル分析の知識と経験が必要です。

モルダー
モルダー

適切な指標の選択はもちろん、その指標が示す逸脱パターンを正確に読み取る必要がありますよ。また、FXの他のテクニカル指標や価格パターンとの相互作用も考慮しなければなりませんね。

ダイバージェンス(Divergence)を使った戦略的な分析は、リスク管理にも貢献します。

FX取引において、ダイバージェンスは市場の逆行に対して警戒心を持ち、損失を最小限に抑えるための手段として活用できます。特に、市場の不安定な時期や相場の変動が大きい場合に有用です。

ダイバージェンスの活用方法:テクニカル分析との組み合わせ

ダイバージェンスは、他のテクニカル分析手法と組み合わせて使用すると、より高い精度で相場の動向を予測できます。例えば、移動平均線やチャートパターンの形成とダイバージェンスの同時出現は、相場の転換点を示唆する重要な指標となります。

ダイバージェンスの活用方法:安値圏・高値圏で利用する

ダイバージェンスは、相場が安値圏や高値圏にある時に特に有効だと言われています。

  • 安値圏で陽的ダイバージェンスを観測 ⇒ 相場が反転して上昇する可能性が高い
  • 高値圏で陰的ダイバージェンスを観測 ⇒相場が反転して下落する可能性が高い
初心者さん
初心者さん

FXトレーダーは安値圏や高値圏でのダイバージェンスの出現に注目すると、相場の転換ポイントを予測できるのですね!

ダイバージェンスの活用方法:複数のダイバージェンスを確認する

FXトレーダーがダイバージェンスを利用する際には、複数のダイバージェンスを確認するのが有用です。ひとつのダイバージェンスだけで判断するのではなく、異なる指標を用いて複数のダイバージェンスを同時に確認すると、より確かなトレードのシグナルとなります。

FXでもダイバージェンスは有用!海外FXを始めるならこちら!

ダイバージェンス(Divergence)とテクニカル指標

ダイバージェンスを見つけるためには、いくつかのテクニカル指標が有用です。例えば、MACD、RSI、ストキャスティクス、RCIなどがあります。これらの指標は、価格との逆の動きを示すダイバージェンスを特定するのに役立ちます。ここからは、具体的な指標とその特徴を紹介します。

FXの有用なテクニカル指標1:RSI(Relative Strength Index)

RSIは、相場の過熱度を示す指標であり、ダイバージェンスを見つけるための優れたツールです。価格の上昇とRSIの下降、または価格の下降とRSIの上昇が起こる場合、トレンド転換の可能性が高まります。

FXの有用なテクニカル指標2:MACD(Moving Average Convergence Divergence)

MACDは、短期および長期の移動平均線の差を計算し、ダイバージェンスを見つけるのに役立つインジケーターです。価格とMACDの間に生じるダイバージェンスは、トレンドの転換の兆候となる場合があります。

FXの有用なテクニカル指標3:Stochastic Oscillator(ストキャスティクスオシレーター)

ストキャスティクスオシレーターは、価格が過買いまたは過売りの領域にあるかどうかを示す指標です。価格の上昇とストキャスティクスの下降、または価格の下降とストキャスティクスの上昇が起こる場合、ダイバージェンスが生じている可能性があります。

FXの有用なテクニカル指標4:CCI(Commodity Channel Index)

CCIは、相場が過熱または過買いの状態にあるかどうかを示す指標です。価格とCCIの間に生じるダイバージェンスは、トレンド転換の兆候となります。

FXの有用なテクニカル指標5:Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)

ボリンジャーバンドは、価格の上下限を示すバンドであり、ダイバージェンスを見つけるのに役立ちます。価格がボリンジャーバンドの外側にある場合、ダイバージェンスが起きているかもしれません。

FXの有用なテクニカル指標6:Volume(出来高)

出来高は、価格の変動における参加者の関心度を示す指標です。出来高が価格の変動に追従していない場合、ダイバージェンスが生じている可能性があります。

FXの有用なテクニカル指標7:OBV(On-Balance Volume)

OBVは、出来高の変化に基づいて価格の変動を予測する指標です。OBVが価格と逆方向に動く場合、ダイバージェンスが起こっているかもしれません。

FXの有用なテクニカル指標8:ADX(Average Directional Index)

ADXは、トレンドの強さを示す指標であり、ダイバージェンスを見つけるのに役立ちます。価格の上昇とADXの下降、または価格の下降とADXの上昇が起こる場合、ダイバージェンスが生じているか確認してみましょう。

FXの有用なテクニカル指標9:Momentum(モメンタム)

モメンタムは、価格の変化における速度を示す指標です。価格の上昇とモメンタムの下降、または価格の下降とモメンタムの上昇が起こる場合、ダイバージェンスが生じている可能性があるでしょう。

FXの有用なテクニカル指標10:Ichimoku Cloud(一目均衡表)

一目均衡表は、トレンドの方向性や転換点を示すインジケーターであり、ダイバージェンスを見つけるのに役立ちます。価格の動きと一目均衡表の雲の動きが不一致の場合、ダイバージェンスが生じているかもしれません。

FXでもダイバージェンスは有用!海外FXを始めるならこちら!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次