FXのアノマリー（Anomaly）とは？知っておくと役立つ情報を紹介

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2024年1月7日2024年1月10日

FX用語のアノマリー（Anomaly）って何？

「ジブリの呪い」って聞いたことがあるけど、これもFXのアノマリーなの？

FXについて調べていくと、アノマリーという用語を耳にする機会も多いと思います。アノマリーは投資理論には当てはまらない現状を指す用語です。難しく感じる方も多いかと思いますが、パチンコ・パチスロでいう「オカルト」のような現状と捉えると分かりやすいでしょう。

今回は、FX用語のひとつ「アノマリー」について詳しく解説します。FXにおけるアノマリーの魅力と可能性、FXトレーダーが実施している活用戦略を探ります。

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FXにおけるアノマリー（Anomaly）とは？

アノマリー FXとは、予測外の市場変動やパターンを利用して利益を上げる取引手法を指します。

初心者さん

FXでいうと「テクニカル分析」や「ファンダメンタル分析」のようなものかしら？

モルダー

そうですね。FXの「テクニカル分析やファンダメンタル分析では見落とされるような変動」というと分かりやすいかもしれませんね。異常値と言われる場合もあります。オカルトと捉えればそれまですが、FXで一定の利益を上げるために貢献してくれるケースもありますよ。

FXにおけるアノマリー（Anomaly）の特徴は、市場の予測困難な変動を利用してリターンを期待できる点です。また、FXの取引戦略にアノマリーを取り入れると、他のFXトレーダーとは異なる視点を持てる魅力もあります。

FXのアノマリーは、予測不能な価格変動や見えない相場の背後にある法則やパターンを理解する試みです。アノマリーの本質は、相場の動きを感じ取ることや直感に頼ることであり、経済指標やテクニカル分析だけでは捉えられない相場の本質を追求できます。

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アノマリー（Anomaly）にメリットはある？

初心者さん

FXのアノマリーは簡単に言うと「オカルト」なんですよね？本当に信用できるのかしら？

モルダー

いわばオカルトなのですが、実際に統計を取って信憑性を立証しているFXトレーダーもいるのが実情です。信じるか信じないかはFXトレーダーの自由というとろこですが……。

アノマリーが有用だと言われる理由

取引タイミングを図りやすい
季節による値動きの癖を把握しやすい
荒れる時期に注意できる

上記は、アノマリーのメリットと言われる部分です。過去にはこれらのメリットの恩恵を受けて、大きな利益を手にしたFXトレーダーもいますから、参考程度に見ていくと面白いかもしれません。ここからは、実際の事例をもとにしたアノマリーの不思議な魅力を紹介します。

アノマリーが有用な理由｜取引タイミングを図りやすい

アノマリーは初心者から上級者まであらゆるFXトレーダーが活用できる取引手法です。特別な計算は不要ですから、FXに詳しくなくても簡単に活用できるわけです。FXのアノマリーの中でも、有名なのが『月末のロンドンフィックスでポンドが買われる』現状です。

ロンドンフィックス（LONDON FIX）とは？

ロンドンフィックスは、ロンドン市場で外貨取引の基準となるレートを決める時間・行為のこと。市場の値決めを指す言葉です。ロンドンフィキシングと呼ばれる場合もあります。東京市場で言うと、仲値となる9時55分という意味です。

初心者さん

本当に月末のロンドンフィッシングでポンドが買われているのかしら？

モルダー

どうやら、月末のロンドンフィッシング前にはドルや円と比較して、ポンドを買う傾向が強いのは本当のようですね。このアノマリーを活用すれば、ポンドドルまたはポンド円で利益を上げやすいと分かりますよね。

ロンドンフィッシングの前後は為替相場が動きやすいといわれています。

アノマリーが有用な理由｜季節による値動きの癖を把握しやすい

長く取引を行っていると、市場には「季節による値動きの傾向」が存在するのはご存じでしょう。同じくアノマリーにも、季節に関するものが多く存在します。よく聞くアノマリーに、下記の現象があります。

季節のアノマリー（例）

4月～5月に日経平均株価が上がる
7月～10月に日経平均株価が下がる
年末にかけて日経平均株価が上がる

初心者さん

この流れはよく耳にしますよ！これもアノマリーなのですか？

モルダー

実はこれもアノマリーの一種です。上では日経平均株価のアノマリーを例に上げましたが、このほかにもさまざまな市場で季節性のアノマリーが話題になっていますよ。

季節性のアノマリー（日経平均株価の例）
・1月効果・・・米国市場は1月に株価の上昇率が高い
・2月効果・・・節分頃に高値をつける
・3月効果・・・お彼岸で底をつける
・4月効果・・・こどもの日が終わると下降する
・5月効果・・・市場が落ち着く時期

季節性のアノマリー（米国市場の例）
・ハロウィン効果・・・9月～10月は株価が下落する

初心者さん

1月～5月だけでも、季節性のアノマリーがたくさんあるのですね。

モルダー

季節のアノマリーは本当に多い印象を受けます。「セル・イン・メイ」という言葉も有名ですね。

セル・イン・メイとは？

セル・イン・メイとは「Sell in May, and go away,don’t come back until St Leger day.」を略したものです。直訳で「5月に売る、そして去って。セント・レジャーの日まで帰ってこないで」となり、夏の相場を懸念して夏までには株を売ったほうがよいという意味で広く知られているイギリス市場のアノマリーです。

このような季節性のアノマリーを頭に入れておくと、取引パフォーマンスを向上できるかもしれません。というのも、実際に季節のアノマリーを参考にして取引しているFXトレーダーも多いためです。

アノマリーが有用な理由｜荒れる時期に注意できる

アノマリーを信じるFXトレーダーなら一度は耳にしたことがあるほど有名なのが「ジブリの法則」です。ジブリの法則とは、金曜ロードショーでジブリが放送されれば、翌週月曜に市場が荒れるというアノマリーのひとつ。オカルト要素が強いと感じる方も多いかもしれませんが、実際にこのような現象が起きているから不思議です。

初心者さん

そんな……、ジブリと為替市場に何かの関係があるのですか？

モルダー

あくまでオカルトですからね。ジブリと為替市場に直接的な関係はありませんよ。ただ、金曜ロードショー（⇒金曜日）×ジブリの放送（⇒夏頃が多い）のが関係しているのでは？と言われています。

金曜日はアメリカで雇用統計の発表があります。雇用統計は景気予測の指標として重要視されていますから、雇用統計の発表によって相場の変動が起こる可能性が高まります。

そのほかにも、荒れる時期を予測するアノマリーには下記の現象があります。

荒れる時期を予測するアノマリー