FXのローソク足の見方と活用法!上昇・下降トレンドのパターンも紹介

FXの「ローソク足」って何?

FXのローソク足の見方が知りたい!

ローソク足は、為替や株価などのチャート上で表示されるグラフの形状のひとつです。ローソク足は、その形状や色によって価格の推移やトレンドの傾向を分析するための重要なツールとなります。FX初心者の方でも短時間で理解できるため、FXトレードの基本として覚えておきましょう。

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目次

FXのローソク足の見方とは?

FXのローソク足は、FXの価格の変動を視覚的に表現するための方法です。

初心者さん
初心者さん

FXの価格を覚的に表現?

モルダー
モルダー

そうです!ローソク足は、その銘柄の価格の始値、終値、高値、安値がグラフで表現されますから、FXの銘柄の値動きが直感的に分かります。

FX初心者でも、ローソク足の見方を覚えておけば、銘柄の値動きを把握できます。具体的なローソク足の見方としては『形状』や『色』を確認して値動きを判断します。そのため、難しい計算などは不要です。

ローソク足は単体でも有用ですが、そのほかのツールと組み合わせて分析を行うとより有用な指標となります。

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FXのローソク足の見方①チャートの基本要素

FXのローソク足チャートは、個々のローソク足と時間軸で構成されます。各ローソク足は、特定の時間枠の価格変動を示します。

初心者さん
初心者さん

特定の時間とは何ですか?

モルダー
モルダー

『特定の時間=時間の長さ』だと考えてください。下記を把握すると、FXのチャートにおけるローソク足の見方がより分かります。

  • 1分足:各ローソク足が1分間の価格変動
  • 5分足:各ローソク足が5分間の価格変動
  • 15分足:各ローソク足が15分間の価格変動
  • 30分足:各ローソク足が30分間の価格変動
  • 日足:各ローソク足が1日間の価格変動
  • 週足:各ローソク足が1週間の価格変動
  • 月足:各ローソク足が1ヶ月間の価格変動

FXのローソク足の見方の基本は、時間枠を理解することです。適切な時間枠でFXのローソク足を表示させると、取引スタイルに合う戦略を立てられます。

FXトレーダーに最適な時間枠の設定方法

初心者さん
初心者さん

FXのローソク足の見方では、取引スタイルに合わせて時間枠を変更する必要があるのですよね?具体的に、どんなトレーダーにどんな時間枠を設定すれば良いのかしら?

モルダー
モルダー

下記で、主要な取引スタイルと時間枠の一例を記載しているので参考にしてくださいね。

スキャルピングトレーダーのローソク足の見方(時間軸)

スキャルピングは、非常に短期間で取引を行うスタイルです。トレードの持ち越しをせず、小さな値幅を利用して利益を積み重ねていくのが目的です。スキャルピングに適したローソク足の時間軸は、30分足や5分足、1分足です。これらの時間軸に設定すると、価格の細かな変動やトレンドの転換点を素早く把握できます。

デイトレーダーのローソク足の見方(時間軸)

デイトレードは、1日を通して行われる短期トレードです。デイトレードに適したローソク足の時間軸は、上位足として日足・4時間足・1時間足、下位足として30分足・15分足・5分足です。日足や4時間足では、大まかなトレンドやサポート・レジスタンスのラインを把握できます。一方、下位足では、より細かい値動きやエントリータイミングを見極められます。

スイングトレーダーのローソク足の見方(時間軸)

スイングトレードは、中長期的なトレードスタイルであり、数日から数週間にわたってポジションを保有します。スイングトレードに適したローソク足の時間軸は、上位足として週足・日足、下位足として4時間足・1時間足です。

週足や日足では、長期のトレンドや重要なサポート・レジスタンスラインを確認できます。4時間足や1時間足では、より具体的なエントリーポイントやトレンドの転換点を見つけられます。

長期トレーダーのローソク足の見方(時間軸)

長期トレードは、数ヶ月から数年にわたってポジションを保有するトレードスタイルです。長期トレードに適したローソク足の時間軸は、上位足として月足・週足、下位足として日足です。月足や週足では、大局的なトレンドや長期のサポート・レジスタンスラインを確認できます。日足では、エントリーポイントやトレンドの転換点を見つけられます。

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FXで上昇トレンドを示すローソク足の見方

ローソク足チャートには、様々なパターンが存在し、それぞれが特定の意味を持ちます。

初心者さん
初心者さん

チャートパターンを覚えておくと、FX取引に役立ちそうですね!

モルダー
モルダー

そうですね。上昇トレンドまたは下降トレンドを示すローソク足が存在しますから、重要なサインを見逃さないようにローソク足の見方を覚えておきましょう。

ローソク足の見方:FXの上昇トレンド

  • 大陽線
    上昇トレンド時によく観察されるローソク足のパターンです。このパターンでは、ローソク足の実体が非常に大きく、ヒゲが短い特徴があります。大陽線は買い意欲の高まりを示し、市場参加者の多くが買いポジションを取っていると示唆しています。
  • 上影陽線
    上影陽線は、大陽線に似た形状を持つローソク足のパターンです。しかし、上影陽線ではローソク足の上部に長いヒゲが存在します。このパターンは、上昇トレンドの中で一時的な反落があったことを示しています。上影陽線は売り圧力が働いたことを示唆しており、一時的な調整の可能性があることを意味します。ただし、上影陽線が続いた場合は、トレンドの転換を意味する可能性があります。
  • 下影陽線
    下影陽線は、上昇トレンド中のローソク足のパターンであり、上影陽線とは逆の形状を持ちます。下影陽線では、ローソク足の下部に長いヒゲが存在します。このパターンは、一時的な下落があったことを示していますが、市場参加者が再び買いに転じたことを示唆しています。下影陽線は上昇トレンドの継続を示し、買いポジションを取る好機を示しています。
  • スリーアウトサイドアップ
    スリーアウトサイドアップは、大きな意味を持つ上昇トレンドの形成を示すローソク足のパターンです。このパターンでは、最初の日には短い下降トレンドが見られますが、次の日には大陽線が形成され、前日の終値を上回る価格で終了します。そして、3日目には2日目の高値を上回り、更なる上昇トレンドの形成を予測します。スリーアウトサイドアップは、強い買い圧力を示しており、上昇トレンドの継続が期待されます。

ローソク足の見方:FXの下降トレンド

  • 大陰線
    実体が長い陰線で、売りの勢いが強く、下降トレンド継続や、高値圏で発生すると上昇トレンドから下降トレンドへの転換を示すポイントになります。
  • 上影陰線
    上にヒゲが長い陰線で、相場の動きとしては、上昇トレンドだったものの、それを打ち消すほどの大きな売りが最終的に発生していると示しています。
  • 下影陰線
    下にヒゲが長い陰線で、相場の動きとしては、下落トレンドだったものの、それを打ち消すほどの大きな買いが最終的に発生していると示しています。
  • スリーアウトサイドダウン
    複数のローソク足で構成される強い弱気の反転が有効であると示すパターンです。
  • トンカチ
    始値と終値が同じ水準で実体部がほぼなく、上ヒゲが長いローソク足です。始値から大きく上昇したものの、終値は始値と同価格まで戻したことを表し、相場の転換を示すとされます。

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ローソク足の見方を活用したFXトレードのポイント

FXのローソク足を活用することで、市場のトレンドや価格の動きをより詳細に分析できます。ただし、ローソク足チャートだけでなく、他のテクニカル分析ツールとの組み合わせも検討しましょう。

初心者さん
初心者さん

たとえば、どんなツールがおすすめなのですか?

モルダー
モルダー

おすすめのツールはたくさんあります。その中でも、ローソク足のパターンと組み合わせると良いツールをいくつかピックアップしたので、参考にしてくださいね。

ローソク足の見方×移動平均線(MA)の組み合わせ

移動平均線(MA)は、一定期間の価格データの平均値を表示する指標です。ローソク足と組み合わせると、トレンドの方向性を把握できます。

例えば……

ローソク足が上昇トレンドを示している場合に移動平均線が上向きであれば、上昇トレンドが強いと分かります。逆に、移動平均線が下向きであれば、上昇トレンドの勢いが弱まっていると分かります。

この組み合わせによって、エントリーポイントやトレンド転換のサインを見逃すことなく、より正確なトレードが可能になります。

ローソク足の見方×ボリンジャーバンドの組み合わせ

ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に上下に標準偏差を加えたバンドで、価格の変動幅を示す指標です。ローソク足と組み合わせると、価格の変動が過去の平均に比べて大きいか小さいかを判断できます。

例えば……

ローソク足がボリンジャーバンドの上限に触れている場合には、相場が過熱していることを示し、調整の可能性が高いと分かります。

この組み合わせにより、過去の価格変動との比較を通じて、相場の過熱や転換のサインを把握できます。

ローソク足の見方×相対力指数(RSI)の組み合わせ

相対力指数(RSI)は、過去の上昇と下降の比率を示す指標です。ローソク足と組み合わせると、相場が買われすぎているか売られすぎているかを判断できます。

例えば……

ローソク足が急激に上昇している場合に、RSIが70を超えているならば、相場が買われすぎていると分かります。逆に、ローソク足が急落している場合に、RSIが30を下回っているならば、相場が売られすぎていると分かります。

この組み合わせにより、相場の過熱や反転のサインを識別し、トレードのタイミングを見極められます。

ローソク足の見方×MACDの組み合せ

MACD(移動平均収束拡散)は、短期と長期の移動平均線の差を表す指標です。ローソク足と組み合わせると、トレンドの転換や強弱を判断できます。

例えば……

ローソク足が上昇している場合に、MACDがゼロラインを上抜けしているならば、上昇トレンドが強まっていると分かります。逆に、ローソク足が下降している場合に、MACDがゼロラインを下抜けしているならば、下降トレンドが強まっていると分かります。

この組み合わせにより、トレンドの強弱や転換のサインを把握し、適切なエントリーポイントを見つけられます。

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