FX初心者が覚えるべき『8つの典型的なFXチャートパターン』

FX初心者にぜひ覚えておいて頂きたい典型的なFXチャートパターンを8つ解説します。

この8つのFXチャートパターンを理解するだけでも勝率は格段にアップします。

他にも多くのチャートパターンはありますが、FX初心者はこの8つのチャートパターンだけで十分です。

モルダー

FX初心者がFXで稼ぐための必須チャートパターンだけを厳選してあります。注意点と合わせて解説します。

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目次

8つの典型的なFXチャートパターン

FXチャートパターン①…ペナント

FX初心者に真っ先に覚えて頂きたいFXチャートパターンが『ぺナント』です。

ペナントとは細長い三角旗のことです。

プロ野球でもペナントレースと言う言葉がありますが、あれも三角形の優勝旗を争うことからそう言われています。

ペナントというFXチャートパターンは、FXチャートの変動する幅が段々と狭くなっていく動きを指しています。

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上図ではペナントのFXチャートになった後上昇していますが、こう着状態が続いた後、一気に上がるのか下がるのかは分かりません。

このようなFXチャートパターンになっている時は、世界中のトレーダーが値動きの様子を伺っている状態だと理解して下さい。

買い方向なのか売り方向なのか方向感が定まっていない中で相場が推移していき、トレーダー達も迷いながら様子を見ている状態です。

その結果どんどん値幅が狭くなり、買うべきか売るべきかますます分らなくなるような状態になります。

こうなるとトレーダー達はスキャルピング等の短期売買の方にシフトしていきます。

長期間で見ていても、将来的に上がるか下がるかが分からないので長期トレードでは手が出せないのです。

そして短期売買が増えるということは、値動きはさらに狭くなっていくことを意味します。ごく短期間だけのトレードが増えるので、値動きがこう着状態になるのです。

この状態になると、トレーダー達は相場が上下どちらの方向へ傾くのか、『形勢が決まるその瞬間』に注目するようになります。

この状態で要人発言や経済指標等のファンダメンタル要素であったり大口投資家が勝負を仕掛けてきたりして、相場が一方向に傾いた場合にどうなるか、です。

答えは、一気にその方向にトレンドが発生する、です。世界中のトレーダー達が固唾を飲んで見守り、その後もし一気に上昇したとしたら、待ち構えていたトレーダー達は形勢が決まった買い方向へ一気に仕掛けていきます。

そうすると、売りポジションを仕込んでいたトレーダー達は一気に損失が膨らみ、慌てて損切りをします。売りの損切りですから買い決済です。

こうなるとますます相場は上昇を続けます。FX相場は損切りを巻き込んだときにものすごいエネルギーを持って動きます。

ペナントというチャートパターンは、買いか売りか分からない局面を長らく経て、ようやく答えが出た瞬間に、損切りも巻き込んで一気にその方向へ動くという特徴があります。

FX初心者はここを狙います。上がるか下がるか分からないFXチャートの時に売買するのではなく、形勢が決定された局面でだけ、その流れに相乗りさせてもらうという手法です。

FXチャートパターンを利用して勝ち組の後ろを付いていくのです。

こうすることで、FX初心者であってもベテラントレーダーと同じ方向で売買することができ、勝てる確率は格段に上がります。

ペナントは徐々にレート幅が狭くなっていき、その後一方向へ大きく動くというチャートパターンです。

この裏には、迷いや稼ぎたいという人間心理と行動が隠されているのです。FX初心者でも最も簡単に取り組める手法ですので、ぜひマスターして下さい。

ペナントはFXチャートの基本中の基本となります。

FXチャートパターン②…ソーサーボトム

FX初心者が次にマスターして頂きたいのが『ソーサーボトム』というFXチャートパターンです。

ソーサーとは受け皿、ボトムとは底という意味です。相場が底値付近の下方で推移している動きとなります。このFXチャートパターンは相場が大きく下げた後に底値付近でもみ合い、その後一気に動き出す形となります。

このFXチャートにも先ほどのぺナントと同様の人間心理が隠されています。

トレーダー達は大きく下落した後にいったん下げ止まったことで迷いが生じます。再び大きく下げる可能性もあるものの、下げ止まっている現状から『この辺りが底値ではないか』と考える人もいます。

そして多くのトレーダー達が迷い、こう着状態がしばらく続いた後、一方向に一気に爆発したという動きをします。これがソーサーボトムというFXチャートパターンの特徴です。

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このFXチャートでも『一方向』ということが重要です。
必ずしも上がるというわけではありません。
ソーサーボトムというFXチャートパターンは、もみ合った後に一気に上昇に転じると解説されることもあります。

しかし必ず上昇すると決めつけてはいけません。

もみ合った後にさらに大きく下落していく可能性も十分にあるからです。

ですので、このFXチャートパターンになった時もペナントのFXチャートと同様に、上がるか下がるかどちらか一方向に大きく動いた所を狙う、と覚えておいて下さい。

ソーサーボトムのチャートパターンになった時も、一気に値動きが始まった際に、様子を見守っていたトレーダー達は『その方向でいいのか、分かった』と考えて安心し、その方向へ強気のトレードを仕掛けてきます。

仮に一気に上昇方向へ傾いたとすれば、そのFXチャートを見たトレーダー達は一斉に買いエントリーを仕掛けてくるのです。

また、どちらに動くか分からない状況で売りポジションを持っていたトレーダー達は、一気に上昇が始まったために慌てて損切りを始めます。これがさらに上昇に拍車をかけます。こうなることで完全に決着がつき、相場は一気に上昇方向へ傾くのです。FX初心者はここを狙います。

相場が一方向へ傾いた所に相乗りするのです。リスクを極限まで減らして一気に稼ぐためには、FXチャートを見ながら相場の方向感が決定するまで待つことも大切なのです。

FXチャートパターン③…ソーサートップ

ソーサートップというFXチャートパターンは、先ほどのソーサーボトムの逆です。

ソーサーボトムは底値付近でのもみ合い後に一気にどちらかの方向へ傾くチャート形状ですが、ソーサートップは高値付近でのもみ合い後に一気にどちらかの方向へ傾くチャート形状を指します。

このFXチャートパターンもソーサーボトムと同様に、どちらかの方向へ大きく傾くまでは待ち、形勢が決定された所でその方向で強気のエントリーをします。

心理や行動もソーサーボトムと同様ですので、説明は割愛します。

FXチャートパターン④…ダブルボトム

FX初心者にぜひとも覚えて頂きたいFXチャートパターンの1つが『ダブルボトム』です。

先ほどのソーサーボトムと似たFXチャートパターンですが、決定的に異なる点があります。

それは『底が2回出現する』点です。

このダブルボトムというFXチャートパターンの特徴を説明します。

相場が下落していくと段々と売り手が少なくなっていき、下げる勢いがなくなり、やがて売りエントリーしていたトレーダー達の利益確定、つまり買い決済が始まるので相場は上昇に転じます。

これが1回目の底です。

その後そのまま上昇するのかと思いきや今度はその上昇の勢いがなくなり、再び下げてきます。

そして1回目の底付近まで下落してきた後、またまた上昇していくのです。このFXチャートパターンがダブルボトムです。

ダブルボトムのFXチャートパターンが現れるとトレーダー達は『2回も底をつけたのに再び上昇し始めたので、これは底が堅くて突破できなさそうだ。このまま上昇するはずだ。』と考えるのです。

そうなると買いエントリーに殺到するようになり、買いがさらなる買いを呼び込む形になります。

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FX初心者はこのタイミングで買いエントリーで入れば高確率で勝てるのです。

ただし2回目の底の後に必ず上昇するとは限りません。上昇する確率が高いだけです。

そのまま下落してしまうケースもあります。

では2回目の底の後、上がるか下がるかをどう判断すればよいのか、です。

結論から言いますと、2つの底の高低差に注目するのです。

上昇する確率がさらに高まるようなダブルボトムの場合は、FXチャートをよく見ると2回目の底の方が1回目の底より高い位置にあるのです。

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これは2回目の底を作りに行った際に1回目の底よりも下に行けなかったということを意味しています。

つまりそれだけ底値が堅くなっており、容易には突破できないということです。

このFXチャート形状を見たトレーダー達は、下落の勢いはもはやなくなっており、上昇するはずだと考えて買いエントリーで入る人が増えます。結果としてチャートは急上昇していくことになるのです。

反対に2回目の底が1回目の底より低い位置にできた場合は、下落の勢いが強いという判断がなされてさらに下がる可能性があります。

ダブルボトムのFXチャートが出てきた際には、基本的には上昇する確率が高いので買いエントリーで入ることを考えながらも、2つの底値の高低差に注目することで、より精度の高いFXトレードをすることができるのです。

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FXチャートパターン⑤…ダブルトップ

ダブルトップは先ほどのダブルボトムと逆のFXチャートパターンです。

このFXチャートパターンの場合は、基本的には売りエントリーで入ることを考えます。

しかし上昇する可能性も残されています。

ダブルボトムの時のように、『2つのトップを作っている高値の高低差』に注目する所がポイントになります。

ダブルトップの2つの高値のうち2回目の高値が1回目の高値より低い位置にあれば、相場は明らかに下落方向へ傾いてきているので強気の売りエントリーを仕掛けるのです。

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逆に、2回目の高値が1回目の高値より高い位置にあれば、そのまま上昇する可能性も視野に入れて取引を見送り様子を見ます。

ダブルトップはダブルボトムと同じく、非常に出現頻度の高いFXチャートパターンです。

トレーダーであれば誰もが知っているFXチャートパターンです。

皆が知っているということは、その形状のFXチャートになれば、法則通りに機能しやすいことを意味しています。FX初心者の人にとっても、難易度の低いFXチャートパターンですので、ぜひ覚えておいて下さい。

FXチャートパターン⑥…高値切り下がり

これは1つ前のロウソク足の高値を次のロウソク足が越えられずジリジリと下げているFXチャートのことです。

もし1時間足チャートか4時間足チャートで高値が段々と切り下がっている状態であれば、売りエントリーする絶好のチャンスとなります。

なぜこのような現象が起こりやすいのか。そこにもやはり人間心理が隠されているのです。

今までは積極的に買いエントリーしていたトレーダー達がいたので上昇してきたものの、彼らが『そろそろ天井ではないか』と考え始め、買いで入ることを躊躇し始めた結果、高値が切り下がってくるのです。

こうやって買いエントリーで入る意欲がなくなってきた相場では次に何が起こるか、です。

答えは、売りエントリーに相場が傾く、です。もともと買い優勢の中でジワジワと下げてきているわけなので、反対に売ろうとする勢力が増えてきます。

さらに買いエントリーで入っていたトレーダー達も、含み益がジリジリ減ってきているので『これ以上利益が減る前にいったん利益確定しておこう』と考えるようになります。

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買いエントリーの利益確定ですから売り決済です。
こうやって、どんどん売り勢力が増えてきて相場は一気に下落の方向へ傾くのです。

ただしこのFXチャートパターンを活用する際には1つだけ注意点があります。

それは『高値圏において高値が切り下がっていること』です。

高値圏とは日足チャートや週足チャートで見た時の最も高いレート近辺のことを指します。

そのレート付近でジリジリと下がり始めていることを1時間足チャートか4時間足チャートで見つけたら、売りエントリーで仕掛けるということです。単純に1時間足チャートや4時間足チャートだけを見て高値切り下げとは判断しないようにして下さい。

手順としては、1時間足チャートか4時間足チャートを見て高値がジリジリ下がってきているのを確認した後、日足チャートを見て、その高値が本当に高値圏であるかを確認します。

ここ数日での最高値付近からジリジリと下がってきていることを確認して、売りでエントリーをするのです。

FX初心者にとっては他で紹介しているチャートパターンより見極めが難しく、少々難易度の高いFXチャートとなります。

高値切り下がりのチャートパターンは、FXトレードに少し慣れてから取り組むのもよいでしょう。

FXチャートパターン⑦…ロウソク足の底値切り上がり

FXチャートでよく出現するパターンとして『底値切り上がり』もあります。

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『底値切り上がり』はFXチャートを形成しているロウソク足に注目することで見極めることができます。
FX初心者にとっても難易度の低いチャート形状であり、ぜひ覚えて頂きたいFXチャートです。

FXチャートにはロウソク足が出ていますが、このロウソク足の動きに注目をします。

特に底値付近におけるロウソク足の動きは人間心理がよく表れており、そのロウソク足の動き方によって取引判断することが可能です。

FXチャートにおいて底値付近で長い下ヒゲが出た時には買いエントリーで入るチャンスとなります。

ヒゲとは下図のようにロウソク足の上下に細く出ている線のことです。

ロウソク足の実体部分とは違い、ヒゲ部分は『瞬間的・一時的にそのレートに動いた』ことを意味しています。

つまり、一時的にはそのレートまで到達したもののそれは長くは続かず、すぐにレートが押し戻されたということです。このヒゲこそ人間心理を如実に示すものとなります。

基本的にFX相場は『下がる』ことに対しては恐怖心があります。

落ちる、下がることが怖いという人間心理です。

例えば相場が大きく下げてきた際に、さらに下がるのかそれとも上昇に転じるかは分かりません。

怖々とした思いを抱きながら売りエントリーを仕掛けたり、売りエントリーで入ってたトレーダー達が利益確定つまり買い決済を仕掛けたりします。そういう攻防戦の中での長い下ヒゲはその微妙な人間心理の攻防戦をよく表しているのです。

FX初心者の戦略はこうです。

FXチャートを見て下落相場が続いている局面ではロウソク足に注目し、長い下ヒゲをつけた時に買いエントリーで入るのです。

長い下ヒゲは、瞬間的には大きく下げたことを意味します。しかしそれは持続できずに上昇方向へ強い力が働いた証拠なのです。

『ここまで下げたということは、そろそろ上昇に転じるのではないか』とトレーダー達が考え始め、その行動を開始したタイミングでもあります。ここで買いエントリーをすれば、かなりの高確率で勝つことができます。

底値付近で長い下ヒゲをつけたロウソク足。このFXチャートを見たトレーダー達は買いエントリーもしくは買い決済に傾きやすいのです。

そして一度傾いた流れは止められず、どんどんと買い勢力が強くなります。

買いがさらなる買いを呼び込む状態です。FX初心者はやはりここを狙うのです。強い勢力の方に相乗りする、これこそがFX初心者がFXで稼ぐための秘訣なのです。

FXチャートパターン⑧…暴騰・暴落

FXチャートパターンとして時折見られるのが、異常なまでの急上昇や急下落です。

いわゆる暴騰・暴落です。これはファンダメンタル要素によって発生するケースが多いです。

例えばアメリカの失業率上昇の発表がされた瞬間に、たった数分の間に50pipsも円高が進む、といったチャートパターンです。

このように瞬間的に暴騰・暴落した場合は、逆張りエントリーのチャンスと見て下さい。異常なまでの急上昇や急下落は、必ずその後に反動がやってくるのです。

FXチャートを見ていて、いきなり数分間で数十pipsレートが動いたとします。

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しかしその瞬間は慌てずそれを見守っていて下さい。ここが重要です。

例えばレートが暴騰したからと言って、買いエントリーに飛び乗ってはいけないのです。

レートが暴騰するのはほんの一瞬の出来事です。

あっという間に数十pipsが動きます。それを見てから買いエントリーで入ってもハイリスク・ローリターンなのです。

FX初心者が暴騰するFXチャートを見て買いで入った頃には、その暴騰によって莫大な利益を得た大口投資家やベテラントレーダー達はもうすでに利益確定に動いています。

買いエントリーの利益確定ですから売り決済です。買いエントリーで入ったとしても、すでに暴騰してレートは上に伸び切っているので、そこからの伸びシロが小さいのです。仮に勝てたとしてもローリータンなわけです。

むしろ、暴騰した後に必ず発生する利益確定(売り決済)の波に乗って、売りエントリーを仕掛けた方がローリスク・ハイリターンを狙えるというわけです。

FX初心者の手順はこうです。

  • FXチャートを見ていてレートが暴騰した時には飛び乗らず、その場は見送ります。
  • そしてFXチャートの監視だけは続けます。
  • すると必ず、ジリジリとレートが下がってくるタイミングがあります。
  • そこを売りエントリーで入ります。暴落の場合は逆になります。
  • 暴落した瞬間は何もせず見送ります。
  • するとしばらくしてレートがジリジリと上げてくるタイミングがあります。売りエントリーで利益を得たトレーダー達の利益確定のタイミングです。ここで買いエントリーで入るのです。

暴騰・暴落というシチュエーションは異常な状態であり、いわば相場がパニック状態になっているのです。

こういうパニックの時こそ、人間心理が素直に表れやすいのです。もし急激に暴騰した場合なら、暴騰後にジリジリとレートが下がってきたら、買いエントリーで入っていたトレーダーは含み益が少しずつ減ってくるので、この暴騰で得た利益をなんとか守りたいという心理が働きます。

つまり売り決済が多くなるわけです。そうするとレートはさらに下がります。

下がり始めたFXチャートを見ると、まだ利益確定せずにさらなる上昇を期待して頑張ってポジションを保有していたトレーダー達も、『これ以上利益が減ってしまってはまずい』と考え、買いの利益確定つまり売りが加速します。

また、ポジション保有していない新規のトレーダー達も『暴騰が終わって売りに傾いてきた』と考え、新規で売りエントリーを仕掛けてきます。

モルダー

売りが売りを呼び、相場は一気に下落方向へ傾くのです。
FX初心者はここを狙うのです。

FXチャートを見ていて暴騰したからと言って買いエントリーで入るのはメリットがないのです。

それを逆に利用して、人間心理・行動を鑑みて売りエントリーで入った方がメリットが大きくなります。

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FXチャートパターンを活用する際の注意点

FXチャートパターンは絶対ではない

ここまでFXチャートパターンを見てきました。

しかしFXチャートパターンがいかに優れていようとも、100%当たるわけではありません。

FXチャートパターンとて絶対ではないということは覚えておいて下さい。あくまで『そのような値動きをする確率が高い』ということです。

FXチャートパターンだけで取引してもFXで稼ぐことはできますが、インジケーターと組み合わせることでより精度を高めることができます。

モルダー

FXチャートパターンとインジケーターを組み合わせて、総合的に見て買い有利なのか売り有利なのかを判断してエントリーすることをおススメします。

そして、インジケーターが指し示す方向性とFXチャートパターンが指し示す方向性が一致した時に、普段より多めのロットを投入して勝負するのです。

こうすることで『稼げる時にしっかり稼ぐ』ことができます。FX初心者の頃は軍資金も少なく、資金がなかなか増えないという人も多いはずです。

それは、資金運用の強弱がうまくつけられていないからです。

勝負に出る所は出る、そして抑える所は抑えるというメリハリをつけることで、確実に利益を残せるようになります。

その資金運用のメリハリをつけるサポーター役として、FXチャートパターンを役立てて頂きたいのです。

損切りは必ず入れる

FXチャートパターンを活用していても、必ず損切りを入れるようにして下さい。

FXチャートパターンを使っていてもベテラントレーダーによる『ダマシ』は発生しますし、法則通りにチャートが動かないこともあります。

つまりFXチャートパターンを使っても負ける時には負けるのです。

そのことを想定して、エントリーした段階で必ず損切りを入れるようにして下さい。

FXチャートがソーサーボトムやダブルトップ等の分かりやすい形状をしていていかに自信があっても同様です。

損切りを入れたことによって、その取引は不運にも損切りラインに引っ掛かって負けることもあります。

もし損切りを入れていなければレートが戻ってFXチャートパターン分析通りに順行してその取引は勝っていた、という場合もあります。

それでも損切りは必ず入れるようにして下さい。トータルで長期的に見てFXで勝ち組になるためです。

FXチャートパターンは世界中のトレーダーが意識しているものであり、機能しやすい反面で、それを逆手に取ってFX初心者を一瞬だけ揺さぶって稼ごうとする大口投資家もいるのです。

それに揺さぶられてはいけないのです。FXチャートパターンの成功率は60~70%です。10回のうち3、4回は負けることを織り込み済みで、損切りを入れながらトータルで着実に勝つ道を歩んで下さい。

売りのスピードは速い

先ほども少し触れましたが、FXの売買の中でも『売り』は一気に進む傾向があります。

極論を言えば、上がるときはジワジワと上がり、下がる時には一気に下がるということです。

過去のFXチャートを軽く見て頂くだけでもその傾向には気づいて頂けるはずです。

買いポジションを保有している立場からすると、それまでジワジワと上昇していた相場が急落すると、冷静さを失い慌てるのです。

特にFX初心者ならなおさらです。

ジワジワと増えていた利益が急に減ってしまうので、さらに下落するのが怖くなって売り決済が集中し、一気に下落が進むわけです。

FXチャートパターンを活用してFXトレードをする際も、この『買いと売りのスピードの違い』はぜひ意識しておいて下さい。

FXチャートパターンのどれかに当てはまり、買いエントリーをする場合はそこまで急がずとも大丈夫ですのでゆっくりエントリーしても間に合います。

上がり方は比較的緩やかであるケースが多いからです。

しかし、もしFXチャートパターンで売りエントリーを示した時には、躊躇せず早めの決断をして売りエントリーを入れて下さい。

売りの場合は例えば5分判断が遅れるだけでも10pips以上さらに下がってしまうこともザラにあり、結果として利益が減ってしまうことに直結するからです。

一瞬躊躇してしまうことによってさらにレートが下がってしまい、売りエントリーした頃には反転して上昇し始めているなんてことにもなりかねません。

そうなると勝てる相場で負けることになってしまうのです。

瞬時の判断に自信のないFX初心者は、FXチャートパターンを使って取引する際、最初は売りエントリーはせずに買いエントリー専門で取引をするのも1つの方法です。

買いエントリー一本に絞ってもトレードチャンスは山ほどあります。買いエントリーで勝つ経験を深めた後に、難易度のやや高い売りエントリーに取り組むことで、段階的に成長することもできます。

FXチャートパターンを使いこなすには場数を踏むことも必要です。慌てず経験値を高めていきましょう。

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